今日は主に発表会に向けての曲を決めていきました。
今練習していた曲や、新たに挑戦する曲など様々ですが、ある程度こちらで提案して、好きなものを選んでもらっています。
発表会なので少し背伸びをした曲を選ぶこともおすすめしていますし、できそうな曲を複数選んでもらったりもしています。
通って1年ほどになる生徒さん。
始めた頃から飲み込みが早く、
音符やリズムを読み取ることは容易くできています。
一つ大きな課題は一定のテンポを保つこと。
これは私も難しいと感じることはありますが、とても大事なことです。
速く弾き始めたと思ったら急にゆっくりになったり、また速くなったり。聞いている側としてはかなり違和感を感じるものです。
本人に言葉で伝えてもなかなか理解してもらえず、実際に演奏をして弾き分けてみたのですが、本人は納得いかないよう。片方はかなりめちゃくちゃに弾きましたが、どちらも上手だといいます。
「上手な演奏はどんな演奏だと思う?」という問いにも、「分からない。ない。」と。
「間違えずに弾ける、スラスラ弾ける、綺麗な音で弾けるとかそういうのはない?」と聞いても「ない」と答えました。
まだ小学生で幼いこともありますが、これから音楽に関わっていく上で、どんな演奏がかっこいいのか、好きなのか、自分で感じられるようになるといいなと思いました。
また、お家で練習する時にお母さんに「どんなふうに弾いてほしい?どんなふうに弾いたらかっこいい?」と聞いてごらんというと、「わかった」と言ってくれました。
一定のテンポを保つために、メトロノームを使うことは以前から勧めていますが、使っておらず。「ずれるから使っていない」とのこと。それでは何も改善されないので、練習したらずれないようになるんだよとお話し。
やりたくないこと、めんどくさいことは沢山あって私も特にメトロノームは嫌いでしたが、必要性重要性は身にしみて感じています。講師としてお教えする身としては、ここをしっかりとお伝えしなければと思い、少し時間をとって本人にお話をしました。
そんなことがあった今日、
その後のレッスンの生徒さんがとても素敵な演奏をしてくれました。
指替えの練習で、かなりゆっくりですが着実に成長しています。
まずはゆっくり、楽譜に書いてある通りにきちんと弾くことが大切。
ゆっくり丁寧に弾けなければ速くすることもできません。基本が大事なので、どんな曲も最初の練習がとても重要になります。
指くぐりは一度覚えれば曲中に出てきても怖くありません。
特にこちらの生徒さんは手の形も綺麗なので動画を撮らせていただきました。
指の力はまだまだですが、手首が下がっていないところ、皆さんお手本にしてみてください♪
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